会社、法人化する時(いわゆる法人登記)に必ず必要になるのが、代表印となります。丸判とも言ったりします。印鑑には、様々な素材があります。登記をする場合には、特に決まった材質は指定されていません。
ただし、すぐに変形してしまうような素材は登記出来ません。たとえば、消しゴム印鑑などは登記できません。当然といえば当然ですけどね(笑)。
その素材ですが、下記のグラフをご覧ください。
木製タイプの本柘は、多くの会社で、もっとも利用されている一般的な材質です。役割的には、十分ともいえます。
角タイプは、黒水牛やオランダ水牛があります。木製タイプより格上的な存在になります。
印鑑の王様と言われるくらいの頂点にいるのが、象牙となります。捺しやすさは、他を圧倒する存在です。
代表印は重要な場面で使うことが多い印鑑となります。特に銀行などに提出する書類や公的機関でも求められる印鑑です。印鑑の重要な役目は印影です。
その印影が綺麗にクッキリと見えることは印鑑の素材でも違いがわかります。多少押し方でもかわる場合もありますが、色々な種類の印鑑を扱っているとその違いは明らかにわかります。
公の場で押す印鑑が、あまりにも貧相な材質であれば相手にとっても、あまり印象がよくないと思われるかも知れません。
それだけ、印材は他の人も注目して見ています。私も印鑑を見れる機会があれば、どのような印材なのか、手入れはどうかなどみてしまいます。職業病かも知れませんけど(笑)。
公的機関の方は多くの印鑑をいつも見ています。それがどんな素材なのかも理解しています。日本では、印鑑はとても重要な位置でしたが、最近では印鑑レスになろうとしています。
もしかすると数年先には、印鑑はいらなくなる時代がやってくるかも知れません。だからこそ、いま日本の伝統的な印鑑を慎重に選んでみてはいかがてしょうか?